山草花



            

                             田原山(鋸山) 大観峰




 
               

                     田原山(鋸山)    見返り岩 行者尾根 無名岩 子守岩 



              田原山(鋸山) 543  大分 山香町
                           
                           
2007 12/2  晴れ



                 

                   「楽しかった」 と言えるのは、全行程終えて無事にたどり着いた時だった。

                

                        今日もよい天気。
                        心も体も弾み、爽快な気分でスタート。
                      
                        南尾根に登り着くと、360度の視界がイッキに開けた。
                                    
                        と思った途端。
                        「え! こんなとこを歩くの!」  とビックリ仰天。

                        切り立った岩の尾根道は幅1メートルもない。
                                    (いえ、先では30cmの所もある。)
                        右を見ても左をみても断崖絶壁の岩山だった。

                        すくんで歩けそうにない。 「どうしよう。」と立ち止まる。
                        引き返すにも後ろには団体さんがおしよせる。
                     
 
                        人生でやむなく決断を迫られることはあるが、
                        この山での決断は「命がけ」である・・・・・・・・・。

                        意を決したのはいいが、やっぱり怖くて怖くて。
                        まずは、亀のように四つんばいでソロリそろりと進んでみる・・・・・。

      



                                 コース

           登山口〜 南尾根〜 大観峰〜 八方岳〜 股覗き岩〜 無名岩〜 

                                  行者尾根〜 見返り岩〜 登山口



                                          
所要時間  3時間



  駐車場 (杵築市山香町)

    速見ICから日出バイパス経由国道10号線へ入り、
    中津・北九州に向かう。
    しばらくすると
    左手に山香駅があり、先にAコープが見えてくる。
    そこを右折した約5km先に田原山(鋸山)の
    広い駐車場がある。
 
    トイレ有り。  

    ここから、山の峰が少し見える。
    
   

 


   


       
    

            登山口
  
  田原山(鋸山)登山口

   少し行くと分岐あり。

   まっすぐに南峰へ
   左は見返り岩へ (帰りはこちらから下る)




  

   さらに進むと
   
囲観音と八方岳・大観峰への標識あり。
     


 

    
                   雫 石
雫 石

  しづく石とは、とてもいい名前だ。
  妙に苔むした不思議な岩だ。

  ここから後5分程で南峰へ



                           

   南尾根 到着

  こんなに切り立った断崖の尾根を歩くのは
  初めて。
  かなりの緊張。

  
  
無事に立てました!






                
                                 南尾根

                    
 「 ワー、コワーイ」と女性の悲鳴が、聞こえる。
                                    私だけではない と妙な安心感を覚える。


          
  
         


               
                              大観峰  南峰から



   南尾根から大観峰まわりの一方通行になっている。


 




            
                               南峰 大観峰から




   大観峰 到着

  小さな子供は、風が強いと
  吹き飛ばされそうなところだ。






                 
                               大観峰から





                    
                           八方岳   大観峰から


   大観峰から八方岳へ

   鎖場
   しっかりと鎖につかまって降りる。

  ほとんど垂直で足元が見えない。

   


    


  

          八方岳
  やっとおりたと思ったら
  
  
道幅60cmの左右断崖絶壁の岩がまっていた!

  
できれば、ここでリタイヤしたかったが、
  その道はない!


  かなり厳しい登りだ。
  左右をみると恐いので、絶対に見ない様にして
  登った。



   八方岳山頂へ





                 
                                           八方岳へ

                              一人一人が真剣に登っている!

   八方岳
   田原山(鋸山)の山頂
  
   すばらしく見晴らしがよい。

   
「周遊コース」の標識がある。

   いったん下り、林の中に入ると、
  
 「隠し岩」があった。

   ここで少し休憩後
   股覗き岩へ。

 








           
                    見返り岩 行者尾根 無名岩 子守岩 小松岩      八方岳から   




   股覗き岩へ

 上を見上げたら、とても登れそうにないが、
 うまい具合に、手と足が置けるように作ってある




   股覗き岩 到着
 
 登った時はこの名の由来がわからなかったが、
 帰って調べていたらわかった。
 
 
残念なことに
 みそこねてしまった!


 







           
                    見返り岩 行者尾根 無名岩 子守岩 杓子岩   股覗き岩から 



   




             

 



                   






            
                                          見返り岩   杓子岩から   



 

    杓子岩を下ると岐路にでる。

 左は
囲観音へ。
 
 経岩へまっすぐに進む。


    


   

 




                 
                             経岩
                                                                                           一箇所、幅の狭い岩があり、とても恐かった。





                
                              こけし岩   経岩から





            
                              屏風岩  衝立岩  太陽石       経岩から北面を望む



    無名岩へ

下って、また登る。


   


    無名岩へ


   

     無名岩 到着


    神経を集中して、やっとヤットたどり着いた

     広くない敷地に、15人程の人が昼食を
     取っていた。

  


    






            
                             子守岩   無名岩から

   





           
                              行者尾根から





                 
                                    見返り岩から



   ほっとした気持ちで、見返り岩をくだる。

無事に到着!




                      これでもかと、次々に危険がいっぱいで
                           気が抜けない。
                           クリアーするたびに自信と喜びが増していく。

                           登り終えた達成感と開放感!!
                                  感動は大きかった。

                           とても美しい山なのに、ゆっくりと眺めるゆとりがなかった。
                                  もう一度行きたいと思う。

                           連れ合いが、
                           「一応、綱は用意しとったよ。」と

                           私が谷底に落ちることは有りえるのでは?
                                  と思ってたらしい・・・・・・・・・・。

                           終わってみたら、実に楽しい山だった。